オリーブオイルソムリエ        植西 英子さん

定年退職後に、香川県小豆島に移住、オリーブ栽培農家としての道を歩みだされた植西さん。高品質のオリーブオイルをつくりたい、そしてそのために、日本の中だけではなく、国際的なランクつけの理念と技術を学びたい、と特に官能試験の技術を学ぶことを目指していたそうです。

AISOのコースでは、独自のテイスティング項目に沿って、実際に数多くのテイスティングの指導とそれに続く試験にも実技が組み込まれていることが、今回ソムリエコースを受ける決め手となったそうです。「本気で覚える、勉強するためにはその状況に自分をおいてこそ修得できる」と。「短期間の講習で、本当に修得できるのだろうか」と疑問ではあったものの、実際のコースは想像していたよりハード。しかしながら、その分手応えを十分に感じることができたそうです。

特に、油のなかでもオリーブオイルが良い理由について、科学的、食物学的に良い講義が受けられたこと、そして、オリーブオイルが数千年もの長い歴史を経て、現在に至り愛されているのは、人間にとって必要な良いものであるなによりの検証であるとの思いを新たにし、今後の栽培の励みとなったそうです。

授業の中では、欠陥オイルのサンプルにふれ、その味やにおいを自分の舌や鼻に記憶させる事で、技術を習得できたことも非常に大きいのだとか。それから、今回コースの授業とは別に、イタリアでの剪定技術についても、畑をみることができ、日本との技術の違いも実感。栽培者として、あくまで高品質を追求していきたいと考えている植西さん。除草剤は使わず、刈った雑草を肥料にしたり、乾燥対策につかうなど様々な利点を活用していく、そして地球の生態系の維持、1000年持続可能な栽培を行っていきたいそうです。

また、オリーブオイルが体に良い事は証明されているけれど、日本産オリーブオイルの価格をいまより求めやすいものにする必要があり、その為に栽培面積を今より増やす事も当面の目標だそうです。オリーブ栽培の中でも大変な作業であると言われている収穫。棒でたたいたり、機械で揺すると病果や虫食いの実が真っ先に落ちることがよく分かるそうです。そういった事を通して、「手摘みにこだわる小豆島のオイルが高価格になる理由」についても理解が得られるそうです。

友人の方のご協力などもありながらの収穫作業、今年はそれにテイスティングも加えて楽しんでみたいと計画中だそうです。

プロフィール :  臨床検査技師として60歳の定年退職を迎えた後、香川小豆島 に古民家を求め、耕作放棄地を借りて、オリーブ栽培を始め、現在4400 ㎡ に 約220本のオリーブ( 7年生40本と4年生  約180本  ) を一人で栽培 。facebook https://www.facebook.com/eiko.uenishi

Jolie Petite Ferme d’Eiko  ジョリプティトファーム・ドゥエイコとして事業を展開中。

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