オリーブオイルソムリエ 高橋 恭子さん

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日本でも生パスタ教室に通ったり、料理留学にてフィレンツェ、パルマでイタリア料理を学んだりと、イタリア料理好きでフットワークの軽い高橋さん。イタリア語講座を受講していたイタリア文化会館で行われた、オリーブオイル講座に参加したことから、イタリア料理を学ぶ中でのオリーブオイルの重要さを知り、ますますオリーブオイルに興味がわいたそうです。そうして、『もっとオリーブオイルを知りたい』という気持ちにますます火がつき、オリーブオイルソムリエを取得したい、とイタリアへ。

受講生の中には、シェフや料理研究家、イタリアワインやイタリア語を既に勉強している他の受講生に囲まれて、コース開始直後は、『料理関係の仕事についているわけでも、イタリア語が堪能なわけでもないのに大丈夫だろうか…』と不安もあったそうですが、いざ始まってみると、同じ目的をもって集った仲間での大人合宿がとても楽しく、宿泊施設であるレジデンスでの生活は、日常を離れた新鮮な環境で、不安は一気に吹き飛んでしまったそうです。
『毎日楽しい仲間と美味しい食材、美味しいワインに囲まれていたので、なかなか試験勉強に火がつかず最後の追い込みはものすごく大変なものでした。(自業自得でしたが・・)』と、充実したイタリア生活を振り返っていただきました。

そして試験勉強では、”学生時代の国家試験勉強以来かも??”と思える程勉強に没頭。試験には全く自信がもてなかったとのことでしたが、無事に合格。自信が持てなかっただけに、合格の通知には喜びもひとしおだったとか。
ソムリエを取得してからは、テイスティングできる店舗でしか購入しなくなったり、こだわりが強くなった分今までよりオリーブオイルにお金をかける様になったことが変化だそうですが、自分のこだわりへの投資とも言えるのではないでしょうか。また周囲の人々に、オリーブオイルのよさを話すことも、大きな楽しみになったとか。

高橋さんは、普段は看護師として働いていらっしゃいます。医療現場で働いているからこそ、コース中に学んだ『医療の中のオリーブオイルの効能』はとても重要な役割を占めていることを日々実感される事も少なくないのだとか。疾病の予防以外にも、皮膚に対する保湿剤として、また管を挿入する際の潤滑油にも使用されるなど、あらゆる場面でオリーブオイルが使用されているそうです。『今後オイルの効能について患者さん達に発信し健康の普及につなげていけたらよいなと思っています。』と今後の抱負を語ってくださいました。

その他の活動として自宅にて月1回カフェを開催していらっしゃるそうで、来年からはオリーブオイルを知ってもらうためのミニ講座やオリーブオイルを使用したお料理教室などを開催も計画しているそうです。2015年1月には、オリーブオイルを子供の食生活にも取り入れる、Pane Olio(パンとオリーブオイル)の開催も予定されています。

1991年:看護師国家資格取得
2011年:イタリア文化会館東京 AISOオリーブオイル1日セミナー参加
2012年:イタリア料理留学(フィレンツェ、パルマ)
2014年:オリーブオイルソムリエ取得

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