「今年の各地の収穫状況はなかなか難しく、あの2014年ほどとはいかないまでもそれに近いものがある」とUnaprol.
今年のオリーブオイルは、オリーブミバエの影響によりなかなか難しくなっている。オリーブミバエはなんと、古代ローマ時代から弱まることなく活躍(!)しているのである。
9月末の時点での予想では2015年より37%減少と予測されていたが、さらに減少率は高まることになりそうである。
11月末時点で、昨年より40%減少、量にして475トンの減少が予測されている。とくに南イタリアではかなり状況はひどく、一方でイタリア北部では、大幅な減少は見られない。
ヨーロッパの他の地域を見てみても、気候条件の悪影響と、害虫や病疫の影響で10%の減少が見込まれており、それに伴いオリーブオイルの価格も上昇が見込まれている。分析によると、フランスでは、30%の減少、ポルトガルで20-30%、スペインでは7%の減少と、昨年と大幅な変更はない模様。
クロアチアは8-10%減少、キプロスでは15%減の予想。ギリシャも、20%ほどの減少が見込まれている。一方で、トルコは33%増の予想。