オリーブ不作を逆手にとったインドオリーブ茶

インドのラージャスターン州にオリーブが持ち込まれたのは10年ほど前、用途はマッサージなど。インドには2153本のオリーブが持ち込まれ、7箇所に分けて植えられたが、まだ商業化するレベルには達していない。というのも、オリーブが実をつけるには、ある程度の寒さも必要なのであるが、この地の気候がそれを満たしていない。

そこで考えられたのがオリーブ茶。

オリーブ畑の近くに作られた工場では、オリーブの葉が運ばれてきたのち、乾燥・粉砕して、レモングラス、ミント、ホーリーバジルなどと混ぜる。このブレンドにより、より繊細でかつ複雑味があり、味わい深いものになる。香り豊で、味わい深いだけではなく、抗酸化作用や、抗がん、高血圧防止など、オリーブ葉が持つ作用が加わってくることで、注目されている。