ソムリエインタビュー 酒井より子さん

先日は京都府宮津市の由良オリーブ祭りでAccademia Dell’Olioの食育イベントPaneOlioにを行わせていただきました。PaneOlioはお子さんたちに本当に美味しいオリーブオイルの味を知ってもらい、オリーブオイルを通して保護者の方に健やかな食生活について考えていただくことを目的とした言わば慈善活動です。由良オリーブ工房と共催の今回のPaneOlioにはイタリア文化会館-大阪にて1Dayセミナーの講師もご担当いただいている酒井より子さんにご協力をちょうだいしました。今日はその酒井さんにインタビュー!

IMG_0747兵庫県ご出身の酒井より子さんは現在宝塚市でイタリア料理教室クオリチーニを主宰されています。Accademia dell’Olioでオリーブオイルソムリエコースを受講されたのは2010年10月(第17期)、モンテカティーニ・テルメでした。

コース期間中印象に残っている授業は?と訪ねると、

「欠陥オイルの種類を覚えるのが大変だったので、それぞれの欠陥オイルのエッセンスを手に塗って覚えたことが、辛かった体験として記憶に残っています。
学生気分に戻って、1週間まさにオイル漬けの勉強が出来たのは貴重な経験でした。スーパーや食料品店で買い出しして、レジデンスのキッチンで食事を用意して食べたのも楽しい思い出です。」

とお答えをいただきました。確かに1週間朝から晩まで授業を行い、レジデンスの各お部屋で作ったものを持ち寄って皆んなで食べると、気分はまさに大人の合宿です。

イタリアのオリーブオイルや食文化への印象についてお伺いすると、

「オイルはワインと違って、地元産だから、自家製だから、昔からこれだから、という理由で同じものを使う傾向にあると感じています。」

とのこと。ここはいい意味でも悪い意味でもイタリアの伝統と言えるのではないでしょうか。

「もちろん、地産地消ということで、同じ土壌や気候で育ったオイルと食材の相性は良いものもたくさんありますが、日本にいる私たちはそういった縛りがないので、却って、料理やその時の気分によって使うオイルを自由に選べるのが良い点だと思っています。」

と続けてお話くださいました。確かに日本は食に対してとても柔軟で、美味しいと思ったものは上手に取り入れる傾向にあるので、酒井さんのお話もうなづけます。

コース取得前と後で変わったこと変わらなかったことを伺うと次のように答えてくださいました。

「我が家の植物油はオリーブオイルのみになりました。積極的に試したことのないオイルを購入するようになりましたが、コース取得前後で味の好みは変わっていないようです。」

オリーブオイルの正しい知識を活かすことによって、これまでの食生活にさらなる彩りが生まれたということですね。

最後にソムリエを目指す方にメッセージをちょうだいしました。

「オリーブオイルの味の違いが本当にわかるようになるのか、疑問に思われる方もいらっしゃると思いますがコース終了までに約70種類オイルをテイスティングすると自然とわかるようになります。新たな視野も広がりますので、興味を持たれた方は、タイミングを大事になさってください。」

化学や欠陥、栽培学などオリーブやオリーブオイルについて総体的に学びながら、各授業の最後にはテイスティングを行います。最終的には食材や食事とオリーブオイルの組み合わせを学ぶことによって、コース終了後には、「1週間前まで使っていたオリーブオイルが全部ディフェットでした!」というような声も多くの受講生の方からも聞きます。長いイタリアの歴史、オリーブオイルの歴史に身を委ねながら、一緒にオリーブオイルについて学んでみませんか?

2016年1月20日からモンテカティーニ・テルメにて第50期オリーブオイルソムリエコースを、また春には東京、大阪、名古屋にて開催を予定しております。

授業内容や金額など詳細につきましては下記リンクをご参照ください。
オリーブオイルソムリエコース(イタリア)お申し込み

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