日本人オリーブオイルパネル(鑑定士)

Accademia dell’olio の中島洋子氏が、オリーブオイル鑑定士の資格を取得しました。将来的に、エキストラヴァージンオリーブオイルのエキスパートとして、イタリアの農業食品森林省により統括されている、エキストラヴァージンオリーブオイルの鑑定メンバーとしての認定を受ける事でしょう。

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オリーブオイルの鑑定士というのは、化学検査も伴った上で、商品としてオリーブオイルを分類する、つまり、エキストラヴァージンオリーブオイルなのか、そうではないのか、ということを分類する為に必要といえます。

また、実際の活動をする上では、イタリアで管理されているオリーブオイルパネラー(鑑定士)の名簿に登録をしてある必要があります。

オリーブオイルソムリエ/コースディレクター 原田綾さん

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イタリアワインが大好きな原田さんは、当初はAIS イタリアソムリエ養成コースへ参加し、AISソムリエ資格取得を目指し、その後1年間の留学を予定。実際に、2011年の5月にAISソムリエ養成コースへ参加、その後語学を習いながらトスカーナ、シチリアなどでイタリア生活を満喫。そんな中、ご縁がありAccademia dei ViniとAccademia dell’olioのコース運営に、スタッフとして携わっていただくことになりました。

“オリーブオイルソムリエ”に、最初は全く興味がなかったそうですが、オリーブオイルソムリエコースにもスタッフとして関わり、そしてイタリアでの生活が長くなるに従って、様々なオリーブオイルと出会い、深みのある味に感動、奥深さに驚き、忙しいサポート業務をこなしながら受講してくださいました。

それまで、スタッフとして運営に携わってはいたものの、レッスンに集中して聞くことのできる機会はあまりなかったのですが、やっとしっかりと腰をすえて受講することのできた今回「オリーブの歴史、栽培方法、品種、地域の違いでオイルの特徴が変わること、料理との相性などなど知れば知る程、奥深い内容で、沢山の新たな発見がありました」と。1年間のコーススタッフとして携わったおかげで、オリーブ畑や苗木屋など、訪れる季節ごとに違った表情が見れるのもまた楽しみでした。それから、秋にはオリーブ収穫体験をしたり、搾油所に訪れたり、イタリアに滞在しているからこそできる、オリーブオイルのイベントなどに参加したり、とイタリア生活を存分に活用している姿が印象的。

もともと、ワインソムリエでもある原田さんは、ワインのテイスティングと似たところもあるけれど、やはり違いもあることから、戸惑う場面もあったそうです。特に、ワインとは違い、オリーブオイルにはまだまだ多くの”欠陥”オリーブオイルがある為、それを見つける事にどうしても意識が行ってしまいがち。それでも、オリーブオイルのもつ良さを判断しようと心がけるのは、なかなか難しいことですが、5回のコースを経て、多くのオリーブオイルと触れる中で、自然とその見極める力をつけていっていた様でした。

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現在は日本に在住、2年間のイタリア生活の中で、ワインソムリエ、オリーブオイルソムリエとイタリアの食の基本となる二つをしっかりと身につけて帰られた原田さん。「トスカーナのピリ辛のオリーブオイルがすっかりくせになって、そのパンチがとっても美味しいと思って、お土産に持って帰って色々な人に勧めてみると、日頃の食生活の違いからか、皆さん最初はなかなかピリ辛のオリーブオイルに抵抗があるようで、味の習慣、日本の食材との組み合わせでまた新たな発見がある、とさらに魅力的に思えてきました」

日本でオリーブオイルコース開催の時には、ぜひまたコースサポートスタッフとしてのご活躍を期待しています。

オリーブオイルソムリエ紹介 廣岡 弘幸さん 尚実さん 

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和歌山県南紀白浜で初のオリーブ農園となる「南紀白浜オリーブ農園」、そして料理人歴30年の弘幸さんが腕を振るう菜園レストラン「ひろ岡」から廣岡夫妻がオリーブオイル講座をうけにイタリアまでお越しになったのは2013年1月のこと。

生産をする立場ならではの「栽培」にフォーカスした質問の数々にスタッフ一同驚きながらも「美味しい、まずいの味覚は人それぞれだけど、生産と販売を行っていく立場としては、欠陥のオイルはしっかりと判別できるようにならなければ」という確たる思いをもちながら、真剣に講座を受講されている姿が印象的でした。

講座を受講してみて、「オリーブオイルの歴史から始まり、栽培、オリーブオイルの搾油、テイスティングまでとにかく、充実していた」と1週間を振り返っていらっしゃいます。オリーブに関わる様々な専門家である講師から直接話をきけるまたとないチャンスの連続の1週間のコースでは、質問しきれないところも多々あり、もっと予習をしてから臨みたかった、とのこと。

また、一緒に講習を受けた参加者の皆さんの層の幅広さもバリエーションに富んでいて、生産者や、消費者としての立場、料理に関わる方など本当に多くの方にとってオリーブオイルは興味をもつべき対象であることが良くわかると同時に、より専門的な内容を学べるコースなどがあればもっとおもしろいのに!と感じる場面もあったそうです。

実は、尚実さんは「オリーブオイルのテイスティング」に慣れていたけれど弘幸さんは、白浜オリーブ農園でオリーブを栽培しながらも、どうしても「オリーブオイル=油」というイメージが強かったそうですが、この講座を受講した後、「オリーブオイル=調味料」と思える様になりオリーブオイルをやっと好きになってくれたそう。

そんなお二人が経営する「南紀白浜オリーブ農園」「ひろ岡」では、この先「オリーブオイルで作るお料理教室」を計画中。オリーブ栽培家としてまだまだ成長期のオリーブ畑にかける時間が最優先の現在、すぐの開催で時間をとるのは難しそうですが、自家製エキストラヴァージンオリーブオイルが出来上がるころにはそれを使っての料理教室が開催されるのが今から楽しみです。

生産者の立場として、コースに参加してみて「日本人は生産者含めてまだまだ本当のオリーブオイルの色々の知識が少ない」と強く感じたそうです。「興味を持ち始めた人は本当に増えてきているのでオリーブオイルソムリエとして正しい知識の普及をもっとしていきたい」と熱い思いを語っていただきました。

廣岡さんが掲げる目標はこちら。 「オリーブ栽培農家の育成と、オールジャパンでの日本産オリーブオイルの向上、日本人のオリーブオイルの摂取量拡大、マクロビオティックの2大原則(身土不二&一物全体)の推進普及」

イタリアのオリーブオイルだけではなく、日本にいま広がりつつあるオリーブ栽培がより良い形で広がり、この先日本産オリーブオイルがもっと増えるのは素晴らしい事ですね。「南紀白浜オリーブ農園」の美味しいオリーブイルを味わう日を楽しみにしています!

プロフィール
廣岡 弘幸さん  廣岡尚美さん
現状南紀白浜にて菜園レストラン「ひろ岡」を営業。
2年前に「南紀白浜オリーブ農園」開園。
shirahamaolive.com

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2013年3月 オリーブオイルソムリエコース結果

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2013年 3月10日〜17日、東京イタリア文化会館,及び3月20日〜26日 イタリアモンテカティーニテルメにて行われたオリーブオイルソムリエ養成コースの結果がAccademia dell’olio(アカデミア デル オーリオ)代表のAndreacchio Vincenzo(アンドレアッキオ ヴィンチェンツォ)氏より発表されました。 以下の方がオリーブオイルソムリエ試験に合格されました。新しいオリーブオイル・ソムリエ達は、これからの日本のオリーブオイルの将来に貢献してくれることでしょう。

合格者

岩内誠さん 木村亮子さん 小林尚樹さん 齋藤貴寛さん 阪本結香さん 佐々木順平さん 清水洋児さん  尚司恵美さん 鈴木幸一さん 土居洋介さん 堀友紀枝さん 永峰 孝枝さん 中西希美さん 林由美子さん 原田綾さん 松浦順子さん 松崎素子さん 松本一也さん 百浦穂波さん 吉田真弓さん  他

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 次回のオリーブオイルソムリエコースは
イタリア 2013年7月20日より開講
日本   2013年9月1日より開講
お申し込みお問い合わせはこちらまで info@aisojapan.com

オリーブオイルソムリエ紹介 田中 紗代子さん

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イタリアが好きで特に料理と食文化に強い関心を持っていたという田中さん。知れば知るほど、オリーブオイルがイタリアの食卓には欠かせない存在であることが分かったそうで、オリーブオイルソムリエコースの参加を決意されたそうです。

「授業は、朝から晩までオリーブオイル漬けの大変内容の濃い毎日でした。テイスティングしたオリーブオイルの写真を見返すと、よくこんなにテイスティングしたなぁ・・・と、自分でも驚きです。始めは、繊細な香り、味わいのオリーブオイルを評価することが難しかったですが、ヒヨコ豆やジャガイモに異なる種類のオイルをかけて食べ比べたり、食材そのものの食感を探る授業、座学だけではなく、苗木屋さんや農業学校を訪れて栽培から搾油までの現場を見ることができた事など毎回新しい発見がありとても勉強となりました。そんな毎日を一緒に過ごしたソムリエ同期のメンバーも大変濃い素晴らしい仲間でした。職業や年齢・性別が違うけれども、食に対する意識の高い人ばかりで良い刺激になりましたし、今後もこの繋がりを大切にしたいと思っています。」とコースを振り返る田中さん。

努力された結果、見事2012年1月のコースにてオリーブオイルソムリエを取得されることとなりました。資格取得してからは、今まで何となく好きだったオリーブオイルが、より一層好きになったそうです。〝自分の体は自分が今まで食べてきたモノで出来ている〟 と考えるようになり、油脂との付き合い方も見直すようになったそうで、私生活では、今まで以上にオリーブオイルを使うようになり、料理だけでなく、洗顔にも使う等、新しいオリーブオイルの活用を日々模索しているそうです。

「今迄は営業事務担当でオリーブオイルとは関係のない業務でしたが、2013年より部署が異動になり、これから販売促進活動・企画等に携わることになりました。オリーブオイルソムリエの資格を活かせるよう頑張ります!」と意欲的に語って頂きました。今後の更なるご活躍が楽しみです。

ープロフィールー
2004年-2008年 大学でイタリア語を専攻
在学中イタリア料理店でのアルバイトを通じてイタリアの食文化・料理に親しむ
2008年 大学卒業後、食品・酒類の卸売企業に就職 営業事務を担当
2013年1月より、販促・企画関係の部署にて現在活動中

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コースディレクター紹介 小笠原 聡子さん

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5年前から知り合いが勧めてくれたトスカーナ産のオリーブオイルをずっと愛用していた小笠原さん。そのオリーブオイルを使っていく中で、時間の経過とともに味や色が変わっていくことにまず興味を持ったそうです。それから、花粉症や口内炎に効果があると感じたことも、さらに興味を持つきっかけに。

このように、「オリーブオイルを知れば知るほど身体に良い事が分かり、さらに深く学んでみたい。自分が実感した効果を客観的な知識や情報をもとに、友人や色々な方々に伝えていけたら面白いのでは」と思い、オリーブオイルソムリエにチャレンジ、資格を取得。

資格を取得されてから丁度1年が経ち、更にオリーブオイルについての知識の復習、それから自身のブラッシュアップはもちろんのこと、コース運営に、スタッフとして携わる事にも興味をもつようになり、2013年1月にディレクターコースを受講。

「受講中では、テイスティングの際、ついオイルの欠陥を見つける事に意識しすぎてしまいますが、オリーブオイルの時間の経過による味の変化、地域や品種の違い、欠陥かどうかの見極めなど、とても勉強になりました。これは授業にそったオイルを選択するために沢山のオイルをテイスティングする事が出来たからだと思っています。コース運営の全体の流れをつかみながら、細かい準備をしていくのは思っていたより大変で、毎日失敗の連続でみなさんに助けて頂いてばかりでした。」と振り返る小笠原さん。

現在イタリア在住の小笠原さんは、イタリアのオリーブオイル等を扱うショップで販売のお仕事をされています。接客をする中で、「オリーブオイルの保存法、味の違い、搾油方法など、まだまだ一般レベルまで知られていない大切な事をお客様に伝えられるようになったことが何よりも嬉しい」とオリーブオイルソムリエとして第一線で活躍中。

「今後も1つでも多くのオリーブオイルを試したり、フラントイオを訪れたいと思っています。そして、オリーブやオリーブオイルに関する講座等にも積極的に参加し、この学びをオリーブオイルに興味を持っている方々へ伝えられたらと思います。」とお話いただきました。

ープロフィールー

2007年イタリア留学

2012年3月AISOオリーブオイルソムリエ資格を取得

2012年4月~イタリア フィレンツェ在住

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コースディレクター紹介

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小さな頃から、食物アレルギー、気管支喘息、アトピー性皮膚炎で病院に通院や入院までしたこともあり、長年悩まされてきたというゆきこさん。その為、普段の食生活を見直そうと思い、少しでも自己免疫を向上したいと思っていたそう。そこで、“オリーブオイルが体に良い”という事は知っていたそうですが、どのように良いのか全く無知であったので、オリーブオイルにどのような効用があるのかという事に好奇心を持ったそうです。それに加え、料理を作るのも食べるのも興味があり、地中海料理でよく使われているオリーブオイルを現地のオリーブオイルに直接触れて、オリーブオイルの正しい知識を身につけたい、と思った事ががきっかけでオリーブオイルソムリエを受講し見事取得、後にディレクターコースにも挑戦されることとなりました。

オリーブソムリエコースの授業では、オリーブオイルの製造過程、専門用語、そしてテイスティングなど、授業についていくのが初めは大変に感じたそう。授業で訪れたオリーブの農園や学校、苗木屋に実際目の当たりにできたことにより、理解が深まり、授業の後半では、自ずと飲み込易くなったと変化が生まれてきたそうです。

一方ディレクターコースではソムリエ受講生が授業をすすめていくのに、理解を深めてもらう為のオリーブオイルを準備するのが大変だったそうですが、色々な州のオリーブオイルの特性に再度触れることができた事、欠陥オイルの特徴を再確認することができたそうです。それに伴い、コースを終了されてからは味覚、嗅覚、(欠陥オイルを見分ける力等)、そして意識の変化もでできたそうで、普段口にする食品に大きな関心を持てるようになり、自己免疫も除々についてきているようです。

「そう実感できているのはコースではオリーブオイルの重要さだけではなく食文化も習ってきたのだからだと思います。そしてオリーブオイルは品種、土壌、気候、搾油方法、収穫時期などにより、オリーブオイルの個性が変わってくる為、日本で消費者が手に取るオリーブオイルは、ほぼ欠陥オイルであること。この欠陥オイルが日本から少しでも商品棚から消えていくために、消費者の私達が知識を持ち、より良いを選択しなければいけないので、より多くの方に伝えていきたいと思っています。 」とお話し頂きました。益々のご活躍が楽しみです。casino onlinecasino online

コースディレクター紹介 藤野 眞美さん

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以前よりオリーブオイルには関心があったものの、ぼんやりと身体に良いという程度の知識しか持っていなかった。お店に並んでいるオリーブオイルの中からも、「値段の高いものがきっと”良いモノ”」と決め込んで、購入の判断をしているような有様だったとコース受講前を振り返る藤野さん。

そんなとき、イタリア文化会館東京で行われているオリーブオイル1dayセミナー に出席。「レッスンは2時間の講座でしたが、オリーブオイルに対する自分の間違った思い込みと知識不足を思い知らされ、これは家族のためにもきちんと学び、オリーブオイルについての正しい知識を得なければ!無知なために無駄遣いしている私のような日本人がたくさんいるに違いない!」と、一念発起。その後すぐにイタリアで開催のオリーブオイルソムリエ養成コースに参加、見事オリーブオイルソムリエを取得されました。。

食に関する職業に就いているわけではないので、この資格を使う機会はないだろう、と思っていたけれど、資格を取得した事を知っている友人から、集まりの席などでお料理や食事の話題になった時に「彼女はオリーブオイルソムリエなの」と紹介される度に、「まだまだ浅い知識の自分に対して、これではソムリエを名乗れない」と日々感じていたそうです。

「仕事としてでなくても、私にできることは、少しでも多くの方々にオリーブオイルの良さを伝えていくことだと小さな使命感も持っています。ですからオリーブオイルについて、きちんと(どんなことを質問されても迷うことなく)どなたにも教えてさしあげることができる。そして堂々と”オリーブオイルソムリエです”と言えるように、もっと勉強したい!」という気持ちから、ディレクターコースにも挑戦。

ディレクターコースでは、コース運営という裏方仕事は、意外と体力的にもハード。ですが、運営するスタッフとしての責任感もプラスされ、身の引き締まる思いで頑張った、と藤野さん。そんなハードなディレクターコースを終えて、「オイルの地方ごとや品種の特性、ラベルの読み方などの総復習ができた事も、収穫の一つです。最初の頃は、都度教科書を開かなければ分からなかった事も、コースが終わる頃には見なくても分かる、「それだけでもうれしいね」と一緒にアシスタントとしてコース運営をサポートした、ソムリエ仲間と話した時には、結構感動しました」とのこと。

「年に4回のコースではそれぞれ季節で違った体験ができたり、違ったオイルを味わうことができるというおもしろさがあるので、今度は秋の収穫の時期にフラントイオ見学なども体験してみたいです。」と、バイタリティ溢れる藤野さん。

これからもオリーブオイルの良さを多くの方に伝える、藤野さんのご活躍を応援しています。

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第26回 オリーブオイルソムリエコース結果

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2013年 1月20日〜26日、モンテカティーニテルメにて行われたオリーブオイルソムリエ養成コースの結果がAccademia dell’olio(アカデミア デル オーリオ)代表のAndreacchio Vincenzo(アンドレアッキオ ヴィンチェンツォ)氏より発表されました。 以下の方がオリーブオイルソムリエ試験に合格されました。新しいオリーブオイル・ソムリエ達は、これからの日本のオリーブオイルの将来に貢献してくれることでしょう。

鈴木 楽生 さん 廣岡 弘幸さん 廣岡 尚実さん  他
 次回のオリーブオイルソムリエコースは
イタリア 2013年3月20日より開講
日本   2013年3月10日より開講
お申し込みお問い合わせはこちらまで info@aisojapan.com

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オリーブオイルソムリエ 加藤 純一さん

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大手飲食店チェーンに勤められている加藤さん。将来会社の役に立つのではないか。そう考えて受講を検討。しかし、安くはない受講料なので、最初は躊躇したそうですが、「本場イタリアのオリーブオイルの勉強ができるなら。」と思い、コース参加を決意されました。

コースの授業では、講師陣の真剣な講義に、自然と授業に聞き入る事ができた一方で、「夜間のコースに通っていた為に、毎日仕事を終えてからの受講。テキストの予習復習、試験前の勉強の時間が無く、出題範囲も多くて、大変でした」とのこと。また、「毎回の授業で行うテイスティングの時、“strippaggio(ストリッパッジョ)”という、口に空気を含む方法で「ズゥ、ズゥ」と受講者達が音を出して、オリーブオイルをすすっているのを聞いているのが何だか面白かった」のだとか。そうして、約1週間のハードなコースカリキュラムを修了、見事にオリーブオイルソムリエ試験に合格されました。

「ソムリエ試験の合格を勤務先の大手飲食チェーン会長に報告をしたところ、色々な場所でオリーブオイルソムリエとして紹介されて、照れ臭いこともしばしばあります」と加藤さん。しかし、だからこそ、オリーブオイルに関する本を沢山読んで勉強を重ねていらっしゃるそうです。普段の生活では、食卓にオリーブオイルを常備して、和洋折衷、何でもかけてみる、オリーブオイルの効果を自らの体で人体実験のつもりで、試していると、早速毎日の生活にオリーブオイルを活用。結果、便通が良くなったり、食事の味の変化が出たりして、食事の楽しみもがよりひろがったと実感。「醤油を使うことの多い日本の食卓にワンポイントとしてオリーブオイルを置く事はとても価値ある事」とのアイデアから、加藤さん自身が食事時にオリーブオイルを使って食べているのに影響されて、御両親もオイルをかけて食べたり、ご家族でも楽しまれています。

ソムリエ資格を取得してからは、オリーブオイルの歴史、文化等がわかるようになったことで、より奥深さも感じられ、世界中にオリーブオイルが浸透しつつあるという事を実感できているようです。「日本の各家庭には、さまざまな調味料がありますが、一般家庭で色々なオリーブオイルを取りそろえるのは、まず不可能に近いと思いますので、お気に入りのエキストラバージンオリーブオイルを1本置いて、そのオリーブオイルを使って、さまざまな場面で食卓を賑わうような提案を引き続きしていきたいです。」とお話してくださいました。

ープロフィールー
1961年8月東京生まれ
1984年3月中央大学文学部文学科フランス文学専攻卒
1984年4月マリアーヌ商会入社(のちの株式会社サイゼリヤ)
2011年5月会長秘書に配属、現在に至る。

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